山田
Benten 関連資料
Jasig-Sakai Conference資料 (SlideShare)
http://www.slideshare.net/tokiwa1/localization-of-sakai-product-with-translation-platform-benten
翻訳方法 (Sakai 2.9.0-a01)
http://code.google.com/p/sakai-j10n/wiki/Usage
2.9.x の場合は、チェックアウトが ↑ に書いてあるよりももっと簡単にできます。
TMX ファイルの生成方法
http://code.google.com/p/sakai-j10n/wiki/CreateTMX
メーリング リスト
http://collab.sakaiproject.org/pipermail/i18n/2012-January/000297.html
Tips
XML に対応していない
Sakai のヘルプの目次部分は、XML を編集してローカライズする形になっています。しかしながら、Benten は XML に対応していないため、XML に関しては Benten の機能を使わずに翻訳する必要があります。
Benten がサポートしているファイル形式は、以下の拡張子のものです。ただし実際は、拡張子だけでなくその中身も Benten がチェックして、サポートしている形式か否かが判断されています。
- .utf8、.utf-8
- .html、.htm
- .properties
- .po
- .docx、.xlsx、.pptx
- .odp、.ods、.odt
TBX に対応していない
用語集の規格として、ISO 30042 で TBX (Term-Base eXchange) というものが標準化されていますが、Benten はこれに対応していません。Benten が対応している用語集は、TSV (Tab Separated Value) 形式です。
HTML ファイルが文字化けする
Sakai のヘルプの HTML ファイル中に、UTF-8 の C2 A0 というバイナリ コードが含まれている場合があります。これをそのまま Benten にインポートすると、文字化けするため、 に置換してからインポートする必要があります。
.benten/source を意識する
Benten にプロパティ ファイルをインポートすると、Benten プロジェクトの .benten/source にプロパティ ファイルが保存されます。
その .benten/source に *_ja.properties が存在しないと、XLIFF が存在しても、エクスポートされません。例えば、access_ja.properties が存在せず、access.properties は存在する、という場合、エクスポートを実行しても access_ja.properties は生成されません。
そのため、ja_JP_XXX というロケールで翻訳を行いたい場合は、事前に *_ja_JP_XXX.properties という名前のファイルを作成しておいてから、Benten にインポートする必要があります。
.benten/source を意識する (2)
.benten/source に *_ja.properties は存在するが、翻訳対象のキーが記述されていない場合、エクスポートしてもそのキーは追記されません。*_ja.properties に記述されているキーのみが、XLIFF の内容に書き換えられます。
XLIFF ファイルの書き方
訳語内での改行は
訳語 1 行目\n訳語 2 行目
のように \n を使うのではなく、
訳語 1 行目 訳語 2 行目
と記述します。
XLIFF ファイルの書き方 (2)
例えば、英語のプロパティ ファイル上で
at=at
となっていて、これを日本語のプロパティ ファイルでは
at=
のようにしたい場合、XLIFF には半角スペースを 1 つ記述します。XLIFF に何も記述しなかった場合は、エクスポートされないため、上記の例では原文の "at" のままになってしまいます。
TMX の更新が反映されない
TMX ファイルを更新後、「TM の表示」を選択しても、更新内容は反映されません。eclipse を再始動する必要があります。
翻訳実施方法
1. Benten をインストール。eclipse は、3.x を使用すること。(4.x だとうまく動かない。)
2. Subversion で 2.9.x-all からソースファイルをチェックアウト。
3. 空のディレクトリをインポート元に指定して、Benten でプロジェクトを作成する。
プロジェクト名は、sakai-2.9.x-all とする。
4. 2. でチェックアウトしたトップディレクトリで、benten.sh を実行する。すると、list ファイルが作成される。
Windows だとシェルは動かない。Mac でも Lion だと動かないので、出口先生の情報を使う。
5. benten.sh の最下行にコメントで使い方が書いてあるので、その手順に従って実施する。